熱海五郎一座「Jazzyなさくらは裏切りのハーモニー」を見てきましたの巻
伊東⇨熱海、四朗⇨五郎 だそうです。なんとも洒落が効いてる。
松竹の会員ランクを上げるために演舞場で
いろんな舞台を見るようになったのですが、
喜劇の良さに最近気づきまして、よく観劇してます。
(余談ですが、演舞場は3階の左右がほんとうにひどい代わりに安いが、
左は全てが死ぬので、40番台と花道が見える右の2列目〜がおすすめ)
前に見たお染与太郎珍道中の客層は、
お年を召した方が多かったですが、
今回はAKBファンの方、ヅカオタの方もいて、
男女の割合も普段とは違ったし、
今回はどちらかというと〜中年くらいの層が多かった気がします。
ストーリーは大体こんな感じ。
太平洋戦争で枢軸国が勝利したという、
俄かに信じがたいラジオ放送がサンフランシスコで流れる。
西海岸を日本が、東海岸をドイツが占領することとなったとマネージャー(東 貴博)から知らされる。
にわかには信じられなかったが、日本から軍人(紅ゆずる/渡辺正行)がやってきて、
嘘のような話が段々と現実味を帯びてゆく。
しかし、東海岸のラジオを聞いていたさくらが気づいた違和感が、
全ての秘密が崩れるほころびとなり…
お話自体はなんとなく先が見えるんですが、
双子の伏線回収がなるほどね、という感じで、
舞台前半で全員楽器ができないとお客に刷り込んでおいて、
最後でそれを回収する流れはおもわず「お〜!」となりました。
2幕は半分くらいがショーですが、
軽快なジャズに乗せた紅ゆずるさんの歌が心地よく、
どうしても作業的になりがちな鑑賞中の拍手を、
楽しくさせてくれたのが素敵でした。
作中の逆境であるほどジャズは輝くんだという言葉が、
今の時勢に重なっていました。
多分次は「老後の資金がありません!」かな〜
7月の歌舞伎の申し込みは負け、8月は納涼じゃないので興味なしで
あと6ポイントどうしようか頭を抱えてます。
南座の日本振袖始は見に行きたいけども…